「電気料金」の削減 2
削減のポイント
1. 電気料金の仕組みを知る
2. 料金プランの存在を知る
3. 様々な削減方法
1- 電気料金の仕組み
電気料金を削減するには、
まずは電気料金体系自体を理解しない事には始まりません。
ここでは細かい点はさておき、
電気料金の仕組みの概略を紹介します。
例えば多くの電気を使用する
「高電圧」「特別高圧」契約の場合は
以下のような料金体系になります。
電気料金 = 基本料金 + 電力料金 + 消費税
基本料金 = (基本料金単価) × 契約電力 ± (力率修正額)
電力料金 = (電力量料金単価) × 使用電力量 ± (燃料調整額)
簡単に言えば「基本料金」+「使った分」の料金になります。
ここで1つポイントになるのが、この「基本料金」の仕組みです。
基本料金は「単価」×「契約電力」となっていますが、
この「契約電力」にはデマンド料金制というものが採用されています。
このデマンド料金制というのが馴染みがなく、
あまり理解されておらず落とし穴になる制度なのです。
デマンドとは ・・・
「30分間における平均電力(Kw)」の事。
デマンド料金制 ・・・
「過去12ヶ月のデマンドの中で最も大きな数字が、
今後1年間の契約電力として採用される制度」
ちょっとわかりにくいですね。
デマンドは30分間ごとに調べていますから、
1日に48回測定されている事になります。
この中で最大の数字が1年間の契約電力になる訳です。
1年間、毎日電気を節約し、節約し、意識して過ごしていたとしても、ある1日。
たった30分間だけ、大量の電気を利用するタイミングあれば、契約電力はそこに1年間固定されてしまうのです。
その後、どんなに節約して使っても、1年間の間、契約電力が下がる事はありません。
一方で、さらにもう30分間、より高いデマンド値を記録すると、契約電力は1年間さらに上がります。
料金が上がる事はあっても、下がる事はないという仕組みなのです。
いくら、社員の意識を高め、大切に大切に電気を使っていても
一瞬気をぬいたら最後、基本料金が上がってしまうのです。
たった30分の電気の使用量で変わってしまうのです。
また「低電圧」契約では同じく基本料金設定には
1.負荷設備契約
2.主開閉器契約(ブレーカー契約)
の2つがあります。
多くの会社様が負荷設備契約をしております。
ここでは詳しく書きませんが、
まずは仕組みをしらないと効率的な削減は出来ないという事です。
2- 料金プランの存在を知る
電気料金には「料金プラン」が存在します.
例えば下記をご覧下さい。
- 特別高圧季節別時間帯別電力A
- 特別高圧季節別時間帯別電力B
- 特別高圧電力A
- 特別高圧電力B
- 業務用季節別時間帯別電力
- 高圧季節別時間帯別電力
- 高圧季節別時間帯別電力A
- 高圧電力
- 高圧電力A
- 低圧電力
法人向けの料金プランです。
これでも全部ではありません。
もっと沢山の料金プランが存在します。
「商業施設」で「週末」に使用量が多い方向け。
「工場施設」で「平日」に使用量が多い方向け。
など、色々あります。
正直言ってわけがわからなくなります。
間違えてプラン変更すると高くなりますし、
あるいはせっかくの削減が小幅に終わってしまう事もあります。
自社で勉強して削減に取り組むも良いでしょうし、
電気料金削減のプロに依頼し、大きくコスト削減を目指すのも良いでしょう。
プロに依頼すると<成功報酬>などの費用が発生しますが、
そこはプロ、適切な削減を指導してくれます。
費用が発生するのはもったいないですが、
自社で勉強して取り組もうとし、1ヶ月、2ヶ月と取り組みが遅れるなら、
プロにお願いするが良いでしょう。
もちろん弊社にご相談頂けば、
適切なプロをご紹介します。
ここで大事なのは<料金プラン>が存在し、
場合によっては大きく損している事があるという点です。
3- 様々な削減方法
ここまで料金の仕組みや、料金プランの存在について
説明していまいりました。
実は電気料金にはいくつかの削減方法があります。
電気料金削減サービスを提供する会社も多数存在します。
特徴を全部紹介するときりがありませんが、
代表的なものを3つほどご紹介しましょう。
【1】低電圧ブレーカーの設置
・「最も」と言って良いほど多くの会社が参戦している商品です。
・代理店での販売が多く、選定が難しい程存在します。
・低電圧契約を「ブレーカー契約」のスタイルにするものです。
・会社ごとに料金体系が存在しますが、
ブレーカーへの初期投資が発生する事が多いようです。
【2】料金プランの変更コンサルティング
・料金プランを指導し、見直します。
・料金プランのコンサルティングをしてくれる会社があります。
・成功報酬で削減額の30〜50%×1年分程度が多いようです。
【3】社員意識の向上
・社員の意識を向上しコスト削減を目指すタイプです。
・研修をしてくれる会社や、
電気料金がリアルタイムに分かる「モニター」等を
提供してくれる会社などがあります。
・他の削減方法と併用するのも良いでしょう。
以上、全ては書ききれませんが、
電気料金には多くの削減方法があり、
削減のアプローチが複数存在している事はイメージ頂けたかと思います。
大切なのはまず「削減可能」と知る事なのです。
出来ると分かれば、後は実行するのみです。


