【削減】顧客に還元
ユニクロを経営するファーストリティリングは11月21日~12月31日まで大型のキャンペーンを実施すると発表しました。1万円が10万人に当たる総額10億円の現金還元や特別価格商品の販売などを行うというキャンペーンです。
柳井会長は「不況の中でも大変な成績をあげることができている。顧客の支持に何らかのお返しをしたい」という気持ちでキャンペーンを始めるということを述べています。
消費者にとっては、特別割引の商品が買えることや現金還元もしてくれるということで嬉しい限りです。さっそく私もジーンズかアウターを買いに行こうかと考えてしまいました。
ただこのキャンペーンにはいろいろな戦略が隠れています。
11月21日~12月31日ということで、年末商戦に合わせてキャンペーンを打っておりこのキャンペーンがあるということでユニクロを選択する後押しになります。ここ1年で低価格商品を販売するショップは増えてきました。代表的なH&Mなど多数出店しお客様の争奪戦になっています。そんな中、ユニクロを選択してもらい売上をUPするためにキャンペーンを張っています。
そういうことが見え隠れしながらもお客様に還元したいと説明すれば「なんていい会社なんだ」と企業イメージも更にUPすることができます。
ファーストリテイリングは10年ほど前、フリースが爆発的に売れ東証1部上場を果たし大企業へと成長しました。ただ、同じフリースやTシャツを着ている人を街角で見かけるようになりました。その結果消費者は人と違うものがいいと、ユニクロの人気は下火になり低迷期が続きました。デザインがシンプルということも消費者の飽きを招きました。柳井会長が社長に再就任後、デザインにこだわり素材にこだわり原価コストをなるべく抑えて低価格の商品を消費者に提供できるようにしました。ユニクロの時代は終わったなと思っていましたが、ここ最近の不景気や消費者が低価格志向に向いたおかげもあり、再び息を吹き返しました。
どんな戦略が隠れていても利益の一部をお客様に還元することはいいことです。
TRYLinkも経費削減のお手伝いをさせていただいております。
削減できた金額を何に使いますかというご提案もさせていただいております。
社長様からは社員の福利厚生に利用する。
欲しいけど金額面で導入できなかったシステムを導入する。
会社の利益にそのまま計上する
などたくさんの声を聞いていますし、ご提案させていただいております。
そんな中でも削減した金額を元手に商品の値下げをするというご提案もさせていただいております。
商品の価格を値下げできればお客様も喜んでくれるでしょう。お客様が喜んでくれたら従業員も存在意義を感じ、誇りをもって仕事をすることもできます。誇りを持てば責任感を感じながら仕事をし始めます。そうすることによって細かいところに目が行き商品の品質があがったり、サービスの質が上がったりといいことずくめです。
現実はそんなに上手くはいかないですが。でもなんらかのプラス効果を生むことは間違いありません。
みなさんの会社は削減できたお金を何に使いますか。
(09年11月19日)
