【一言】昔の人の知恵はすごい!
今回は、最近目にする機会が多くなった紙鍋についてお話したいと思います。
紙鍋というのは料理店や温泉宿で今まであった鉄の鍋ではなく、紙を器代わりにする鍋のことです。この紙鍋の歴史は古く、江戸時代後期から庶民に普及していったそうです。
最近できた料理手法だと思っていたのですが意外でした。

この紙鍋、紙が直接当たっているのになぜ燃えないかという話題がテレビや東京ガスのHPに掲載されていましたので、ご紹介いたします。
紙鍋は耐火加工の紙を使用している訳ではなく、普通の紙を使用しているそうです。
謎は科学の力にありました。
紙鍋を直火にかけても燃えないのは、水の沸騰する温度と関係があるそうです。
水が沸騰している間は、100℃までしか上がりません。
これに対し、紙はおよそ300℃以上にならないと燃えません。紙鍋に水を入れて直火にかけても水の入っている面は100℃以上にならないため、紙鍋は燃えないということでした。
なるほどと思わず頷いてしまいました。
ただ、料理店で使用されている紙鍋は安全性を保つため、底の部分に耐火加工をしているそうです。またほとんどの場合、5,6分で燃えつく固定燃料していたり、紙鍋の底に火が直接ふれる面積をなるべく少なくなるように、固定燃料の位置を調整していたりしてお客様に細心の注意を払っていますので、ご家庭で利用される場合は注意してください。
料理店が紙鍋にするメリットは、紙ということであくを吸い取ってくれておいしく食べられる。見た目が華やかに見える。紙なので後片付けは捨てるだけで済む。とたくさんあります。1枚あたりの値段も50円ほどで利用できるので、従来の片付ける手間、今までの鍋の置き場所を考えると便利なのかもしれません。
ただ、80~90年代の便利さを優先して使い捨て大量消費を推奨する時代は終わりました。
最近は使い捨ての割箸も一気に普通の使い回しができる箸に変わりました。
このように使い回して極力資源の無駄づかいをしない方法にシフトしています。
紙鍋も普及しすぎると使い捨てを助長してしまいます。
鉄鍋・銅鍋・土鍋の素晴らしさもあります。
コストの面を見ても普通の鍋のほうが使い回しができる分、お得です。
最終的には店主が決めることですがTPOに合わせて使い分けて地球に優しい取組みをしたいものです。
(09年11月06日)
