【環境】100年に1度の大不況
「100年に1度の大不況」と言われるていますが、それほど厳しいのでしょうか?
様々な経済指標が存在していますが、実に分かりやすい統計を見ながら不況の実態を考えてみたいと思います。下記に図を添付しています。こちらは『東京商工リサーチ調査の全国企業倒産状況』です。

さて、図ですが1952年から2008年までの企業の倒産件数が並べてあります。図の中で4か所「赤い」グラフがあります。それぞれ1973年、1978年、1990年、2008年が赤くなっています。これはいずれも経済の節目を表しています。
1973年・・・ 第一次オイルショック
1978年・・・ 第二次オイルショック
1990年・・・ バブル崩壊(株価暴落のはじまり)
2008年・・・ リーマンショック
2008年は記憶にも新しいところ
でしたね。
さて見ていただきたいポイントは経済の節目と倒産件数の関係です。
それぞれ赤くなっている節目よりも、その後、数年間にわたって倒産件数が増加しています。第一次オイルショックの年よりも、バブル崩壊の年よりも、その後数年間に渡り、倒産件数が増えていますね。これがポイントです。
大きな経済的な危機が来る。
企業体力が削られる。
数年経ち、段々と倒産件数が増えてくる。
これが構造なのです。
リーマンショックが起きた昨年、上場企業の倒産件数は33社と過去最多でした。それまで2002年の29件が最多だったのですが、一気に上回ってきました。そう、9月に起きたリーマンショックでです。
最近では日経平均も回復基調にあり、明るい兆しとされています。
しかし、こと企業倒産の観点から見ると、翌年以降が危なく、決して油断はできないのです。
もちろん、倒産件数は増えているとは言え、様々な要因が複雑に絡み合っていますし、そもそも母数となる企業数自体が違います。そういう意味では厳密なお話ではありません。1つの傾向を見るにとどまるものです。
ここでは1つ「経済危機が起きた翌年以降油断できない」という事だけご覧くださいませ。
(09年09月26日)
